ノノ

闇のバイブル 聖少女の詩のノノのレビュー・感想・評価

闇のバイブル 聖少女の詩(1969年製作の映画)
4.2
主人公見たことある思ったらマールタの『ドントクライプリティガールズ』に出てた子だ。可憐で華奢なのに小悪魔のような毒っけがあって可愛い。やっぱりチェコスロバキア映画は魅力的。耽美で作り込まれた世界、夢幻の世界に振り回される少女。男から見た処女への執着。シュヴァンクマイエルの『アリス』やジョエル・セリアの『小さな惡の華』を思い出す。
少女たちが川でキスをしながら魚を服の中へ放り込んでいくシーンが印象に残る。
まだ年齢の低いヤロスラバ・シャレロバにこのような気味悪めな少女趣味で溢れる作品に出演させるのもどうかと思うが、個人的にはかなり好み。この時代にしか作れない作品だな。
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