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スーパーヒーロー ムービー!! -最’笑’超人列伝-のHKのレビュー・感想・評価

2.5
スーパーヒーロー物のパロディ映画。
まだMCUが始まる前なので、元ネタはライミ版『スパイダーマン』やノーランの『バットマン・ビギンズ』、他に『X-MEN』シリーズや『ファンタスティック・フォー』など主に2000年代前半に公開されたヒーロー映画。

コメディというよりはコントの羅列で下品でチープで知性ゼロで非道徳的なギャグ満載。
そのギャグもその場かぎりで必然性も無くほぼストーリーとも関係なし。
非業の死をとげる動物(作り物ですが)も多くて動物愛護団体からもクレームがきそう。
恐ろしくバカバカしくてくっだらないのに・・・何か所か大笑いしてしまった私・・・

もとはザッカー兄弟のデヴィッド・ザッカー(『フライング・ハイ』『裸の銃を持つ男』)が監督するところだったのが最終的には製作に回っています。
でもまあノリはほぼ同じ、脇ながらレスリー・ニールセンのおかげで最低限の安定感(?)もあります。

トム・クルーズやダライ・ラマ、ホーキング博士らのソックリさんを出して、実名でそこまでやるかというくらいいじり倒すのはちょいとやりすぎというか、クルーズはまだいいとしてもホーキング博士のあのいじり方は倫理的にNG。ここでだいぶマイナス。
トム・クルーズ役は顔は似てないくせに笑うとソックリで、しつこく繰り返されると不覚にも笑いが・・・
エンド・クレジットはNG集および本編未使用のギャグ・コント集。

そういえば敵ボスの側近の博士は懐かしい『新・スタートレック』の“データ少佐”(ブレント・スパイナー)。
インヴィジブル・ウーマンはパメラ・アンダーソン。
あ、ジャケ写中央のミドリ色が主役のトンボ男です。
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