徳田久嗣

フレンチ・コネクションの徳田久嗣のレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)
5.0
フリードキン3連発その①。

30代でついにブレイク、
以降ハリウッドに君臨する苦節ジーン・ハックマンの魅力は、
ここですべからく網羅されている…、と言ってよいのでは。

観客がイメージするハックマン像がコレでもかとてんこ盛りです。

組織に群れず、
バディや女子とは絆はあれど馴れ合いはナシ、
手痛いしっぺ返し上等、
車相手に人力で喰らいついて…、
なんなら馬力だけでなく知恵も回ります。
不屈の男つーんですかね。

とにかく約100分、濃ゆいです。

終盤はたっぷりその過剰な追いかけっこが描かれますが、
カーチェイスは今ではほぼ見られないスタイルで、必見。

そしてフリードキン必殺のビターエンドまでイッキに着地。
果たして続編は最初から織り込んでいたのでしょうか。

すごいとこでカメラ切りますね。
徳田久嗣

徳田久嗣