タイトルどおり、ロサンゼルスそれぞれの恋愛模様。キース・キャラダインの美声を堪能しながら綴られる孤独な男女たち。いきなりカメラ目線のジェラルディン・チャップリンはその存在だけでネジの外れた女性なんだと一発説得力。一番お洒落なローレン・ハットンはフォトグラファー。頭の弱そうなメイドはシシー・スペイセク。そしてサリー・ケラーマンというアルトマン組ががっちり出演。憧れ詰まりすぎの70年代のロス。ぐいぐい差し込まれる音楽がトゥーマッチだけどこれがルドルフ節。それぞれの愛をメロウな気分で浴びるのみ。最高です。