ドサ回りの京劇の劇団に愉快なお化けが住みついた。
成仏させてあげようと墓を掘ったものの、手違いで悪霊を呼び起こしてしまう……。
サモハン・キンポー製作による、サモハンホラー第3作。
本作は3作品の中で唯一サモハンが出演していなかったりする。
『霊幻道士』元祖シリーズと謳っているだけあって、本作にも未完成な『霊幻道士』テイストが盛り込まれている。
『鬼打鬼』や『霊幻師弟』と同じく民間信仰をベースとしているが、2作品とは違って宗教的な感じはあんまり無い。
あくまでも一般人だけで何とかしようとするので、怪しげな道士や呪術も一切登場しない。
一応キョンシーらしき者は登場しますが、ラスト数分のみの登場です。
展開はもうグダグダで、半分以上見ても全く話が進んでる気がしなく、見ていてだんだん苦痛になってきていた。
登場人物たちも度が過ぎたイタズラとか、それがバレて逆ギレとか、障害者をバカにしたりとか、ろくなのがいないので、イライラしてくる。
唯一、座長(ラム・チェンイン)だけは常識人だったけど。
ぶっちゃけこの3部作の中では一番面白くなかった。