まくないと

宇宙人の解剖のまくないとのネタバレレビュー・内容・結末

宇宙人の解剖(2006年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

’95年に日本でも解説本が出る程の話題となった「宇宙人解剖フィルム」の顛末を基にしたコメディ。

’06年に当事者が偽造であったことを告白しているが、当時から専門家などの検証で偽造は確実視されていた。

偽造であっても、本物はあったと言っているようだが、”ロズウェル事件”自体が無い訳で、当然ながら信憑性は極めて低い。

作中では”宇宙人”を知己のマネキン屋が作ったなどと、事実とは違う面白アレンジしているので、その辺りの事情を知らない人が観ると、随分と杜撰に感じるかも知れないし、作品としても安っぽさが出ている。

告白から間もなく公開されているので、話題性の高い内に出そうと、特急で制作したのだろうか、緩めのコメディとしてはそう悪くは無いが、当時の騒動を体感した者としては、踏み込みの甘さや、事件の規模感を伺わせる描写の中途半端さが目立って残念に感じる。