健多郎

宇宙人の解剖の健多郎のレビュー・感想・評価

宇宙人の解剖(2006年製作の映画)
4.5
ある年代以上の人なら一度は観たことがあるであろう宇宙人解剖映像(俗にいうサンティリフィルム)を世に送り出した男たちを題材にした作品
B級感丸出しのタイトルと題材ながら、かなりしっかりした作りで最後まで見入ってしまった

それは僕が(偽物であると暴露後も含めて)この解剖映像のファンだから…だけではなく、ストーリー展開のテンポが良く、小道具や宇宙人の出来も異様に良いからだと思う
それもそのはず、なんとこの映画の特殊効果を担当したジョン・ハンフリーズ氏は、(映画公開時は発表していなかったが)"オリジナルの"サンティリフィルムに登場する宇宙人の製作者である!
知っていて起用したのかどうかは分からないけどすごい!

ここまでこだわっているとなると、恐らくは本編上映時間が91分というのも偶然ではないだろう
91分、サンティリフィルムの収録時間と同じである
こんだけやるくらいなんだから監督も当時盛大にダマされた口で、この解剖映像の大ファンなんだろうなぁ
ものすごい愛と情熱を感じる!

あと、オリジナル(本物)とされる米陸軍の映像の撮影者役でディーン・スタントンが出ていたのも良かった!
アベンジャーズにもカメオ出演してたけど、歳を取っても超クールだね!スタントン!

以上、オカルトファン視点からのレビューでした
こんなマイナー映画を入荷してくれた近所のGEOに感謝感謝です
健多郎

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