ユカートマン

サルトルとボーヴォワール 哲学と愛のユカートマンのレビュー・感想・評価

3.9
最近サルトルについて勉強してるので鑑賞。テレビ映画。ジャズとファッションがかなり良かった。ボーヴォワール役の女優が柴咲コウ似の超絶美人。サルトルも凄い人だけどこの映画の中だとゲス野郎にしか見えない。斜視も再現されてなかったし。ボーヴォワールがフェミニズムに傾倒していった背景(育った家庭や友達など)がよくわかった。そして面白いのがなんと当時のフランスでは、日本のように妻が旦那の財布の紐を握ることが出来なかったということ。ボーヴォワールの言う結婚=誰かの召使いになるって表現は決して過激な表現ではないことがわかる。そりゃフェミニストになるわ。でも契約結婚してもボーヴォワールの嫉妬や葛藤こそがある意味自由の刑に処されている(笑)し、大学の哲学の先生曰くボーヴォワールは三角関係に当たった女を作中で殺しているらしい。今でこそ同性愛者やリベラルな人たちの間でオープンリレーションシップてのが提唱されてるらしいけど、この二人を見る限りではそんな簡単に上手くいかないんだなというのとが分かる。事実婚自体に対する偏見はないけど浮気はダメ、ゼッタイ。性病感染るぞ!
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