個人のシンプルライフをすすめる『365日のシンプルライフ』というフィンランドの映画がありましたが、
明日公開の『TOMORROW パーマンネントライフを探して』は、
個人を越えて、地域社会というもっともっと大きなくくりで、
楽しいライフスタイルを作ろうとする試みを紹介するドキュメンタリー映画です。
今問題視されている社会問題への解決策の数々がここに詰まっている感じの映画でした。心地よい音楽と可愛らしいポップなイラストが挿入されたり映像が素敵です。
食のあり方の話で、大都市で消費される食物は地方で生産され、それを都市部に輸送されるときのエネルギーコストがとても大きいという話もびっくりでしたが、街中で自給自足できるインクレディブル・エディブル（みんなの菜園）というのを作る試みをしている例は、面白いなぁと思いました。街も緑豊かになるし、そこから街の人との会話も増えるし、そういう語り合える場所が増えるのは純粋にいいなと思います。
あと、地域通貨の話もすごい興味深かったです。
環境問題に関心のあるひとや、マルシェなど好きな人、ドラマ「逃げ恥」出てきたような青空市を開きたいと思っているような人におすすめです。
一回観ただけでは、全部を消化し切れないですが、
何度も観てかみしめたいと思った映画でした。
