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ポルノ☆スターへの道のtoshiのレビュー・感想・評価

ポルノ☆スターへの道(2011年製作の映画)
3.3
Wikiをみると32回のゴールデンラズベリー賞6部門にノミネートされたとありました。皆さまのレビューも殆どがお下品という内容で、いざ鑑賞してみましたが確かにお下品でしたw

お馬鹿で、でも純粋な心のバッキーは友人から両親が出演しているポルノ映画を観せられ、実は昔ポルノ界の有名人と知ります。普通はそこでショックを受けると思いますが、お馬鹿で純粋なバッキーは感動し、自分もポルノ男優を目指すとポジティブに家を飛び出します。

出っ歯で不細工なバッキーは、人に会う度に出っ歯をイジられます。ウサギ、ネズミ、セイウチ、ビーバー・・・、しまいには鍵盤とかお箸とかw でもレストランでウエイトレスをしているキャシーだけは彼をイジることはなく優しく接してくれます。何故彼女はそんなに優しいのか。彼女にもある辛い過去がありそのせいで人にやさしいのかも知れません。次第に二人は良い関係となっていくのですが、果たしてハッピーエンドを迎えられるのか・・・。

バッキーは出っ歯に加え、ポルノ男優には致命的な身体の欠陥があります。それを面白く且つお下品に扱って話は進んでいくので、観る人によっては良い気分にはなれないと思います。が、私は随所にある笑いの部分が殆どツボで、兎に角バッキーのへこたれない姿に楽しく鑑賞させていただきました。

どうしてもベースに人の身体をイジった笑いやポルノがあるのでお下品で中身の無い作品と思われるかも知れませんが、バッキーのポジティブな性格、キャシーや両親の優しい心はちゃんと表現されており、コメディと純愛が描かれています。

あまり人にはお勧めできませんが、何も考えずに観ると意外や感動する場面もあったり、単に笑えたりで面白い作品だと思います。

星マークの前にBuckyという文字が描かれているチョッキ。ジワジワ来ます。でもママのお手製です。そんなセンスのチョッキを作るママ。愛用しているバッキー・・・。優しすぎます。
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