ガブXスカイウォーカー

ザ・チェンジアップ/チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

4.0
《あらすじ》
安定した収入だが仕事と妻子に振り回されるダサい親父の弁護士デイヴ・ロックウッド(ジェイソン・ベイトマン)、貧乏だが気楽な独身で売れない俳優のミッチ・プランコ(ライアン・レイノルズ)。二人は幼馴染みの親友同士。ある晩、公園の噴水の女神像の前で「俺はお前になりたいよ」と冗談を言い合いながら連れションをしたら、二人の肉体が入れ替わってしまい…

これは隠れた傑作!
『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』の脚本家コンビ、ジョン・ルーカス&スコット・ムーアなので、ありがちな設定でも終始下品で面白い。ジェイソン・ベイトマンとライアン・レイノルズが互いに正反対の芝居を好演。とくにセックスでオオドオドするライアン・レイノルズなんて最高じゃないか。
二人は入れ替わることにより、互いの苦労を知り、ドタバタしながらも次第に適応していくのが笑える。ようやく元に戻るチャンスを得ても、今の生活を簡単に捨てられなかったりして、このまま終わるのもありなんじゃないかと思わせてくれる。ラストは当然、元通りになってハッピーエンドなんだけど、決して一筋縄ではいかず最後まで目を離せない。
本作は日本でビデオスルーになったのは下品過ぎるせいだと思うが、自分が努力して築き上げた生活こそ幸せの証であることを教えてくれる傑作コメディである。