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霧のダブリン/殺しの透視図のHKのレビュー・感想・評価

2.2
『ウィッカーマン』(73)のロビン・ハーディ13年ぶりの2作目だが、ハーディは『ウィッカーマン』の監督に相応しくなかった、との声がある。柳下毅一郎さんによればハーディは、スウィンギンロンドンのファッショナブルな業界人とでも言うべきTV屋なのだ、ということがこれを観ればよく分かる。『ウィッカーマン』でハーディが担ったのは、喜劇的ド変態パートだということも。主人公の女教師がダブリンに赴任した頃、ド変態電話を受けていた女が殺害される。そんなことは知らない女教師は引っ越し先の男テイモシー・ボトムズと不倫の関係に陥るが、密会中にボトムズは消える。どこ行ったん?探すと、キッチンにいた。そこで彼はド変態電話を掛けており、あまりの内容に驚いて女教師はスカートを捲り、パンツを突き出して威嚇するのだ。なんだこれ?
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