牧史郎

怒りの日の牧史郎のレビュー・感想・評価

怒りの日(1943年製作の映画)
3.0
他のドライヤー作品に比べると筋書きに動きがあるし、ロマンス描写の美しさもあるし、楽しみやすい作品かもしれません。小舟に揺られる描写とか素敵だったな。老婆が火炙りにされる恐ろしいシーンに子供たちの合唱を入れるところとかも凄かったな。

とはいえ、やはり眠くなってしまう……笑
キリスト教を身体的に理解していないと、この物語の切実な痛みと希みはなかなか掴みきれないんじゃないだろうか。

あり得ないことかもしれないけど、リドリー・スコットとかハリウッドの作家が現代でリメイクしたらどうなんだろう。
牧史郎

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