Shirorin

怒りの日のShirorinのレビュー・感想・評価

怒りの日(1943年製作の映画)
4.5
中世ノルウェー。牧師アプサロンは、母親と後妻の若いアンネの三人暮らし。そこに前妻との一人息子マーチンが帰郷し、アンネとマーチンが愛し合うようになる。だがアプサロンが急死し、アンネが魔女で夫を死に至らしめたとの告発が…というストーリー。


カール・テオドア・ドライヤー vol.2。3作目。

魔女狩りが盛んだった頃の話。

男どもがめちゃくちゃクソでムカつくけど、今でも通じるメロドラマとして楽しめた😆♪

誰かが誰かを魔女だと訴えれば、その人は拷問で自白させられ魔女にされて火あぶり🔥
魔女でないことなんて、証明できないから、訴えられたら終わり😫

若いアンネは、合意なしに老神父の妻となり、姑と同居。夫は、敵意剥き出しの姑からアンネを守るでもなく、子供が欲しいのにセックスレス。

そりゃあ、若い息子とデキちゃうよね〜😆💕
アンネの表情や鼻歌から初めての恋を知って隠しきれない様子が伝わる🎶

一つ屋根の下で、夫や姑のいる前で、マーチンに視線を投げるアンネにドキドキ💓

2人の逢瀬の野原や川では開放感に溢れ、とても明るくて眩しい🤩
家の中は暗く息苦しさを感じているアンネの心理と対照的。

その日々が続けば良かったのに、夫が急死したことで状況が一変💥

マーチンはアンネを守ると言ってくれたのに…😣

果たしてアンネは魔女🧙‍♀️なのか…❓

先に魔女裁判にかけられた老婆の耳👂をつんざくような叫び声、拷問時の裸体、火あぶり🔥、どのシーンも強烈に印象に残ってる🥶💦

一度見ただけでこんな思いにさせるとは、恐るべし、ドライヤー😱

魔女裁判の実態を知りたい方にオススメ。
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