ギャスパー・ノエが「ルクス・エテルナ」の中で引用していた作品✝️仐
教会については言うに及ばず、権威を笠に我が身可愛さからの行動を隠して行くアプサロンも、愛情の名の下に息子アプサロンと孫マッティン…
中世ノルウェー。牧師アプサロンは、母親と後妻の若いアンネの三人暮らし。そこに前妻との一人息子マーチンが帰郷し、アンネとマーチンが愛し合うようになる。だがアプサロンが急死し、アンネが魔女で夫を死に至ら…
>>続きを読む
最初の魔女狩りシーン、そしてアンネの母親の話から、アンネ自身が魔女として他人の生死だったりそれに近い感情を与える存在になるだろうことは予想ができた。女の罪だけが問われて男の罪が問われないのカス。そ…
「目は口ほどに物を言う」ドライヤーの傑出したヒロインの魔性は自身の内心と自ら発した言葉が同じ結果を生むことにある。
一人の若い女性が経験した葛藤の顛末は彼女自身の告白によって、仄暗い部屋にある夫の…
カール・テオドア・ドライヤー・セレクション Vol.2、にて。
ドライヤーの作品は、例えば一つの確固たる正論で悪なる考えを正す… みたいな勧善懲悪的ストーリーとは真逆のような深淵さを、常に観るもの…
最後のアンネの瞳、信じ寄り掛かれるものは何もないと分かった時のあの瞳。なるほどアンナカリーナのあの瞳はここにあったのか。
草原のロマンスシーンがすごくいい。終盤、マーチンが父の死に揺れてアンネから去…
(c) Danish Film Institute