猿山リム

サンタ・バディーズ 小さな5匹の大冒険の猿山リムのレビュー・感想・評価

4.0
 クリスマスにクリスマスの映画を観よう大作戦。
 まず大前提として「バディ」という犬の映画のシリーズがあり、そのキャラクターたちによるクリスマス映画。
 秋に、シリーズものと知らずに野球編を鑑賞してその時知った。
 この「バディーズ」はバディの子供たちのシリーズ・・・と解釈している。
 なので、単純に犬とサンタの物語として鑑賞するとおいて行かれる部分もあるかもしれない。
 まぁ子供はそれなりに楽しむだろうけど。

 サンタとサンタドッグがいる。
 クリスマスによい子にプレゼントを配るサンタと、良い子犬にプレゼントを配るサンタドッグ。
 サンタドッグの息子は遊びたい盛り。
 でもクリスマスの季節は、周りのみんなが忙しく全然遊んでくれない。
 なのでクリスマスを嫌いになっちゃった。
 サンタドッグなんて嫌だ、普通の子犬になるんだ・・・。

 サンタのパワーは、クリスマスを愛する心によって支えられ、それは北極の氷柱として現れる。
 この氷柱が、完全に溶けてしまうと世界からクリスマスがなくなってしまう・・・。
 ・・・ってな感じの映画だと思う。

 人気キャラクター「バディーズ」を使って、子供向けにクリスマスをテーマにした映画を一本作るオーダーが来て、過不足無く詰め込んで安定して仕上げたプロの仕事を観た印象。
 情熱や深い構造なテーマなんか一切無いけど、やっつけ感もない。
 「バディーズ」のファンが納得する形。
 そしてその子供の親も納得する形。

 米国で人気のシリーズのようなんだけど、このシリーズがどういう繋がりで発表されているのか、検索しまくってもいまいち把握できないのよね。
 なので、シリーズの他作品を観たことなくても、コレはシリーズものの一スピンオフという意識で観た方が分かりやすい気はする。

 特典に、犬たちのお歌の贈り物。
 本編を英語で鑑賞してもここは日本語で歌ってくれる。
猿山リム

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