ダーク魔カスコス

処刑!血のしたたりのダーク魔カスコスのネタバレレビュー・内容・結末

処刑!血のしたたり(1988年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

📦🔪処刑!血のしたたり🥩🪜
〜超絶ネタバレ!猿の惑星も思わず嫉妬!〜

⚠️即ネタバレです⚠️

ジェイソンをジャケットのおっさんに
キャンプ場をスーパーマーケットに
監視員を店員に

そんなふうに置き換えた、非常にオーソドックスな80年代スラッシャー映画です。けっこうグロくてアホらしくて楽しいです。そういうのが好きならオススメ。

難点はおっぱいがないこと(致命的)
ジャケットで犯人がわかること(笑)
猿の惑星かよ🤣

⚠️以下本当にネタバレです⚠️

スラッシャー映画の様式美を追求した楽しい一本でした。

🎬犯人は誰でもいい
ジャケットにおもクソ書いてあるので犯人当てがメインではないようですね。犯人当て風の雰囲気を味わうだけでいいんです。
「元カレが怪しすぎて、これで本当に犯人だったら逆に伝説だよなー」とかテキトーに思いながら見ればいい。
隠すべき本当の犯人のおっさんもたいがい怪しく、まったく隠せてなくて笑えました。彼だけ死なずに気絶というのがまず怪しいです。動機も十分。休憩時間に妙な武勇伝を語り始めるのも怪しすぎて、もはや新手の自白です。

🎬スラッシャー的タフネス!
顔の区別もつかないザコ店員どもは、どんどこと死んでいくのに対して、犯人のおっさんはゴキブリ並みの生命力でヒロインを追い詰めます。いいね合格👍
胸を刺されようが、肉切り包丁でメッタ切りにされようがめげません。正にジェイソン!

🎬スラッシャー的ヒロイン!
その名もファイナルガール。
彼女たちは最後まで生き残って殺人鬼と楽しく追っかけっこをします。本作の舞台はスーパーマーケットなので見ているだけで楽しいですね。決してフィールド外へは逃げ出さないのもルール通りでえらいです👍もうちょっとスーパーの商品を利用して鬼ごっこしてくれてもよかったかも。
彼女たちはトドメを刺しません。殺人鬼が完全に気絶していようと、ほったらかして逃げ出して、復活した殺人鬼にまた追い詰められます。楽しくもありイライラもしますね(笑)その胸に刺してやった包丁で頭を刺せ!リプリーなら宇宙に放り出したり、全身爆裂させたり、内臓を吸い出したりするよ。

🎬スラッシャー的殺害!
しっかり無意味にバリエーション豊かに殺害していくので楽しいです。無駄を楽しめ!
特にお肉スライサーでお顔を半分にする場面のできがかなり良かったです。あれだけはチープ感がない。他はさすがに今となってはチープ。
お肉フックにぶら下げられた店員がずっとぶら下がったまま、長いこと画面に映ってるのが面白かったです。最後はかなり雑に扱われるのもツボでした。死者に敬意をはらわないスタイル!

全体的に「ストーリーとかどうでもいいから、とにかくぶっ殺せ!」感があふれていて素敵でした😃かったるい前置きとか一切なく、すぐに元カレが暴れ出し、そのままずっと殺人鬼ターンなので清々しいです👍