J.Mクッツエーの原作『石の女(In the heart of the country)』の映画化。
南アフリカの砂漠に取り囲まれた農場に住む、老いた父(トレヴァー・ハワード)と娘(ジェーン・バーキン)。
外界から隔てられた屋敷に住む親子の間に、情愛らしきものは感じられず、判で押したような機械的な日々が過ぎていく。
ところがある日、使用人の黒人夫婦の若妻に老父が執心し始め、娘は次第に狂気に駈られていく。
85分と短い映画だが妙に長く感じた。
要はファザコンでコミュ障の女が周囲を巻き込んで自爆する話なのだが、演じるジェーン・バーキンがオーバーアクトぎみ。というか、この人って演技がいつも棒ですよね?なのであまり乗れなかった。