ヴァンパイアハンターのおっさん「ミスター」と少年(イケメン)の終末系ヴァンパイアロードムービー。
結論から言いますと、秀作です(;>_<;)レベル高いです…
多くの映画ファンの間(約3人)で「天才!」と呼ばれるジム・ミックル監督作
高速ゾンビっぽいバンパイアたちに崩壊させられたアメリカ。
目の前で、両親をヴァンパイアにぶっ殺された主人公マーティン少年は「ミスター」(ニック・ダミチ)と呼ばれるヴァンパイアハンターに助けられる。
二人は共に希望の地「ニューエデン」(※池袋西口のホテヘルではない)
を目指し旅に出た。
終末系映画は多々あるんですが、こちらの良さは、
・細部までこだわった設定
ヴァンパイア一色だけでなく、そのなかにも、スタンプ、バーサーカー、知能犯などキャラが豊富。
ヴァンパイアの牙が通貨の価値を有するなど、低予算映画ではありえないほど細かい。
・ドラクエ、FF(※フィストファックではない)的仲間増え。
ニック・ダミチの戦闘力もかなりのものですが…
旅の途中、レイプされシスターや妊婦歌姫、クロスボウ・ヒロインや元海兵隊などが仲間になったり、散っていったり(´д`|||)
散っていきかたが、知らない間に血祭りにあげられてるんで、かえって怖い…
仲間もキャラが立っており共闘したり、もめたり、愛が芽生えたりとドラマ部分も熱い!
一番のメインはミスターと少年の「父と子」「兄と弟」「師匠と弟子」のような、関係性です(*´-`)
↑これ最重要伏線!
ラストで…
へっぽこ主人公の成長物語でもある。
・ヴァンパイアよりたちの悪い、
狂信的集団「ブラザーフッド」
ヴァンパイアより、イカれた人間集団が一番たちが悪いというお約束(*´-`)
・激アツラスト( ;∀;)
これはきます(;゜∇゜)泣くってわけじゃないですが、もうね…
ある人物のある行動の真意と想いを考えると…
切なさと感動の余韻で動けなくなります( ノД`)…
そして、あなたが今まで観ていた映画は、ヴァンパイアホラーでも終末系ロードムービーでもなく、
実は「子の成長とそれを見守る父のヒューマンドラマ」
だったことに気づく。
※血はつながってないけど、血よりも濃い絆!
とはいえ、アクション要素は高くなく、グロゴアも目立つ映画ではないです。
基本、静かめなロードムービーなので展開はけっこう地味。
飽きる人は飽きます。
よって、万人受けする映画ではありません(*´-`)
それでも、おもしろい、おもしろくないは置いといて名作であることは断言できます(*^^*)
桔梗の名にかけて!
※あくまでB級の中でですよ
ちなみに、天才ジム・ミックル監督は歌姫に会う酒場でバンジョー弾いてたり、ラジオの放送で声出演している。
↑これ豆な