Sankawa7

フットルース 夢に向かってのSankawa7のレビュー・感想・評価

4.0
Netflixにて配信開始❗️

よくこれやってくれたなぁ、ホントにありがとう‼️と云うやつ。

オリジナルのフットルースは80年代青春映画の頂点的作品で、完璧ともいえるミュージッククリップ型映画。
主題歌フットルースだけでなく、ヒーローやLet's hear it for the boyとかパラダイスなど普通にヒットした曲を多く輩出。
ヒーローは日本でもカバーされ、スクールウォーズの主題歌になったり、そのほかの映画でもよく使われる名曲を何本も出してサントラも成功した作品だ。
主役のケヴィン・ベーコンや脇役だったサラ・ジェシカ・パーカーなどがその後活躍。

前置きが長くなってしまいましたがこれは私史上、最高リメイク作品の一つ‼️
さすがに主役は役者力でなくDANCE力で選んだと思うのでケヴィン・ベーコンにはかなわないが、映画としての完成度はかなり高いリメイク

細かい設定は変わってる所もあるが、オリジナルに極めて忠実、主要メンバーの役名も同じ。
当時流行った黄色いビートルもそのまま‼️
これも当時、おしゃれなやつが真似したワインレッドのTuxedoもそのまま‼️

レンマコーミックとアリエルが帰ってきた感‼️😭

オリジナルでははっきりと描写されていなかったこの街でダンスが禁止されることとなったきっかけの事故を冒頭フットルースの楽曲に載せて、オマージュ映像と合わせていきなり再現しているところはつかみとしてもかなりレベルが高い。

そして主役のレンとアリエルにホンモノのダンサー俳優を起用、ダンス💃🕺シーンビジュアル的にも強烈なレベルになっており、地方の田舎町のハイスクールプロムがこんな凄いわけはないんだが、そのファンタジーさも含めてフットルースのオリジナルを見事に進化させた素晴らしい作品である。

ヒロインのジュリアンハフ、本物か⁉️と思える程の完璧なブロンドと碧眼、ダンサーらしき引き締まった痩せマッチョ型の体型、そして女優女優してないので妙な親近感を覚えた。

そしてレンの親友ウィラードがマイルズ・テラーやんか‼️若い‼️踊れない彼がレンからダンスを習い最後仕上げてくるシーンオリジナルより良かった。マイルズ・テラーのダンスの完成度が高かったので😅

ヒロインの父、神父のデニス・クエイド、母にアンディマクドウェルも素晴らしいキャスティング。
デニス・クエイドの苦悩する神父もオリジナルのジョン・リスゴーより良かった。

楽曲もオリジナルのカバー中心でモダンアレンジされててリスペクトと進化を体感できた。

シルヴェスター・スタローンが近年のロッキーシリーズを作るにあたり、役者にボクシングを教えるよりボクサーに演技を教えたほうがはるかにリアルなボクサー役ができると言っていたのを思い出した。

これも俳優にダンシングを教えるのではなく、ダンサー出身の役者を起用、ゆえにこれだけのものが作れるってなかなかすごい。

そういえばShall we ダンスの頃の草刈民代もそうだよね。

オリジナルが好きな人でまだ見てない人は是非オススメですよ。そしてもちろん、オリジナル観てなくてもここから入ってもいいと思います‼️
Sankawa7

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