ひかげん

フットルース 夢に向かってのひかげんのレビュー・感想・評価

3.9
1984年の『Footloose』は中学生当時リアルタイムで観ていて、サントラも繰り返し聴いた「DNA刻まれ映画」です。思い込みがありすぎて2011年版は「ふーん」という感じでスルーしていましたが、Twitterかどこかでダンスシーンをべた褒めしているのを目にして観てみた。・・・結果、感動&感涙でした。

1984年版が根底にあるので意図せずとも比較してしまうのは仕方ないとしても、それぞれのシーンも音楽もダンスも今の時代に合わせてupdateされていて違和感が全くなかったし、Renの境遇はMoore牧師との和解がより説得力を持つように変更されていた。

主演の二人のダンスは素晴らしかったし、『Whiplash』『Top Gun: Maverick』のMiles Tellerが名脇役かつダンスの上達具合がま〜現実離れしていて、そのへんはお約束という感じで野暮なことはいいっこなし。
Andie MacDowellさんを拝見したのはとても久しぶりだけど、1984年版のDianne Wiestに負けず劣らず重要かつ素敵な役柄でした。

旧曲のカヴァーも良かったけど、個人的にはWhite Stripesがグッと来ました。
監督のCraig Brewerさんは『Black Snake Moan』も第一印象からのギャップが凄すぎるもののかなりまともな映画だったし、今回もやっつけじゃなくてオリジナル版への愛を感じました。

【Netflix】
ひかげん

ひかげん