オリジナルを凌駕する作品は！？
【リメイク映画のススメ】

◆本作　(リメイク作品)
フットルース 夢に向かって (2011)
・製作国: 🇺🇸アメリカ
・主演: ケニー・ウォーモールド
・監督: クレイグ・ブリュワー
・製作費: $25,000,000
・興行収入: $62,701,289

◆オリジナル作品 (リメイク元)
フットルース (1984)
・製作国: 🇺🇸アメリカ
・主演: ケヴィン・ベーコン
・監督: ハーバート・ロス
・製作費: $8,200,000
・興行収入: $80,035,402

〈リメイク作品のポイント〉
・時代背景を現代に合わせ、
　若者市場をターゲティング
・楽曲もリメイクし、オールドファンの
　懐古も期待

〈見処〉
①伝説の青春映画、27年ぶりのリメイク
・『フットルース 夢に向かって』は、2011年に制作されたアメリカの青春映画。
・本作の舞台は、ジョージア州の架空の町ボーモント。ボストンからこの田舎街に転居してきた都会的な少年レン・マコーマックは、おじとおばとともに暮らすことになり、保守的な町のダンスやロック音楽に対する厳しい抑圧に反抗していく…。
・本作はケヴィン・ベーコン主演の伝説の80's『フットルース』 (1984)を忠実にリメイクした作品。
・主役のレン・マコーマック役は、当初予定していたザック・エフロンを皮切りに、チェイス・クロフォード、トーマス・デッカーらのキャスティングが成立出来ず、最終的にダンサーで、ジャスティン・ティンバーレイクの振り付けを担当していたケニー・ウォーマルドが抜てき。ヒロインのアリエル役も元社交ダンスのプロ、ジュリアン・ハフがキャスティングされたことにより、オリジナル作品よりも、ダンスシーンの品質を高める結果となった。ケヴィン・ベーコンはカメオ出演の依頼を受けたが断ったそうだ。
・本作のサウンドトラック全14曲のうち、4曲が旧作のリメイクを選曲。現代風にカバーされた「フットルース」「ヒーロー」 「パラダイス〜愛のテーマ」 を堪能出来る。

②結び…本作の見処は？
日本ではビデオスルーされたことがもったいないほど、良くできた青春映画。
◎: 青年期の葛藤を全面に描いたオリジナル作品よりもライトな作風の本作のほうが、ストーリー展開に停滞を招かず、映画演出としての品質に長けている。
◎: 主演はオリジナルのケヴィン・ベーコンのもつオーラには敵わないが、ヒロインのジュリアン・ハフによるキュートさや、マイルズ・テラーが演じる純朴さは本作のほうが魅力的。また、オリジナル作品でジョン・リスゴーが演じた牧師役も、本作のデニス・クエイドによる典型的なアメリカの父親像が優る。
○: ラストまで焦らされるダンス・シーンは、圧巻で素晴らしい。

〈リメイク作品の判定〉リメイク ○
演出　　　 : リメイク ○
配役　　　 : リメイク ○
ダンス　　 : リメイク ○
ストーリー : リメイク ○

ミュージックビデオ演出に依存していたオリジナルに比べると、27年ぶりのリメイクとなる本作を見て、映画も進化していることを検証出来た。初見の方が新旧両作品を鑑賞したら、本作の圧勝だと思います。

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オリジナル好きの方、ダンス、音楽好きの方、青春もの好きの方に広くお勧め！

私は、オリジナル作品と勘違いして、レンタル鑑賞。
当然、すぐに自分の勘違いに気づくも、そこそこ良いストーリーなので楽しめた。

ダンスシーンは、やはり、オリジナルに敵わないかな…

しかし、テンポ良く進むストーリー、清々しいエンディング、とても気持ちよく乗れました。

Netflixにて配信開始❗️

よくこれやってくれたなぁ、ホントにありがとう‼️と云うやつ。

オリジナルのフットルースは80年代青春映画の頂点的作品で、完璧ともいえるミュージッククリップ型映画。
主題歌フットルースだけでなく、ヒーローやLet's hear it for the boyとかパラダイスなど普通にヒットした曲を多く輩出。
ヒーローは日本でもカバーされ、スクールウォーズの主題歌になったり、そのほかの映画でもよく使われる名曲を何本も出してサントラも成功した作品だ。
主役のケヴィン・ベーコンや脇役だったサラ・ジェシカ・パーカーなどがその後活躍。

前置きが長くなってしまいましたがこれは私史上、最高リメイク作品の一つ‼️
さすがに主役は役者力でなくDANCE力で選んだと思うのでケヴィン・ベーコンにはかなわないが、映画としての完成度はかなり高いリメイク

細かい設定は変わってる所もあるが、オリジナルに極めて忠実、主要メンバーの役名も同じ。
当時流行った黄色いビートルもそのまま‼️
これも当時、おしゃれなやつが真似したワインレッドのTuxedoもそのまま‼️

レンマコーミックとアリエルが帰ってきた感‼️😭

オリジナルでははっきりと描写されていなかったこの街でダンスが禁止されることとなったきっかけの事故を冒頭フットルースの楽曲に載せて、オマージュ映像と合わせていきなり再現しているところはつかみとしてもかなりレベルが高い。

そして主役のレンとアリエルにホンモノのダンサー俳優を起用、ダンス💃🕺シーンビジュアル的にも強烈なレベルになっており、地方の田舎町のハイスクールプロムがこんな凄いわけはないんだが、そのファンタジーさも含めてフットルースのオリジナルを見事に進化させた素晴らしい作品である。

ヒロインのジュリアンハフ、本物か⁉️と思える程の完璧なブロンドと碧眼、ダンサーらしき引き締まった痩せマッチョ型の体型、そして女優女優してないので妙な親近感を覚えた。

そしてレンの親友ウィラードがマイルズ・テラーやんか‼️若い‼️踊れない彼がレンからダンスを習い最後仕上げてくるシーンオリジナルより良かった。マイルズ・テラーのダンスの完成度が高かったので😅

ヒロインの父、神父のデニス・クエイド、母にアンディマクドウェルも素晴らしいキャスティング。
デニス・クエイドの苦悩する神父もオリジナルのジョン・リスゴーより良かった。

楽曲もオリジナルのカバー中心でモダンアレンジされててリスペクトと進化を体感できた。

シルヴェスター・スタローンが近年のロッキーシリーズを作るにあたり、役者にボクシングを教えるよりボクサーに演技を教えたほうがはるかにリアルなボクサー役ができると言っていたのを思い出した。

これも俳優にダンシングを教えるのではなく、ダンサー出身の役者を起用、ゆえにこれだけのものが作れるってなかなかすごい。

そういえばShall we ダンスの頃の草刈民代もそうだよね。

オリジナルが好きな人でまだ見てない人は是非オススメですよ。そしてもちろん、オリジナル観てなくてもここから入ってもいいと思います‼️