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海辺の一日のryoのレビュー・感想・評価

海辺の一日(1983年製作の映画)
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海辺でのあの1日を乗り越えて、いい意味でも悪い意味でも『大人』になる。

理想的な他者との関係、他者理解、幸せ。
理解し合い、支え合う夫婦関係を求める妹。
自分の思いを殺し、閉じられ強制された家族のしがらみの中に生きる兄。

孤独を受け入れたうえで、それでも前向きに他者との関係を捉えるような軽い空気感を感じる。
後の作品のように痺れるような夜の孤独を醸し出すショットが少ないこともあるのかもしれない。

まだ恋愛を楽しみながらシングルマザーとして生きる友達の良い軽さが印象的。
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