ヨミ

借りぐらしのアリエッティのヨミのネタバレレビュー・内容・結末

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

映像にフェティッシュが満ちていて、そういうとこ駿に似ていると思った。調度品の趣味とか、ロープや鉤針の質感とか。初めてアリエッティがロープで上昇していくショットのカメラの回し方とか映像的な快感があったね。
全体的に油彩画のような色の混濁があって観ていて飽きない。

ハルさんがあまりにヒール役すぎて気の毒になったが、物語上必要だからしかたないのかな。
あとスピラーのものの数え方が「他の文化が存在するのだ」と信じるに足るリアリティがあり、世界がそこに止まらないと思える要素になっていてよかった。
ヨミ

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