ち

借りぐらしのアリエッティのちのレビュー・感想・評価

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
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ずっと観てなかったジブリ映画の一つやっと鑑賞。
たまたま友達の家にDVDがあったのでこの機会にと。

感想、こんなホラー映画やと思ってなかった。
これホラー映画でしたっけ?って場面が多すぎて声出して『怖い、怖い』って何回も言ってた。
人間(というか力の強いもの)の浅ましさと傲慢さが非常によく見えた。
力の弱いものと強いものの間にある絶対的な価値観、世界、文化、生き方、生活、色んなものの違いと、力の強いものが弱いものの世界に土足で踏み込んでいく様(悪意あるなし両方の場合がある)が絶妙に描かれていた。
今まで観たジブリの中でトップレベルのメッセージ性の強さとそのダイレクトさやった。

それとは別に、小さい人たちの世界や生き方、サイズが小さいゆえのものの表現(人間サイズとの比較等)がめっちゃ良かった。
さすがジブリって感じの芸の細かさ(世界観、細かい音等)、色遣いの美しさ、緊張感/緊迫感の表現、音楽の使い方、色んな角度から楽しめた。

また観たい作品!ずっと観れてなかったこの作品をたまたま観る機会を得られたことに感謝!
ち