nao14000605

借りぐらしのアリエッティのnao14000605のネタバレレビュー・内容・結末

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

ジブリらしくて絵も綺麗で素朴な雰囲気も良かった。ストーリーとしては展開が殆ど無いけどそれはそれで良い。67億人?携帯電話?じゃあ現代が舞台なのだな。

①どうやって男の子は住んでるところを見つけられたのか
②なぜ猫が急におとなしくなって犬のように協力的になったのか?一つ前の場面では襲って食べようとしてたのに。
③洗濯バサミとか角砂糖の縮尺がおかしくない?場面によって全然違う。

この3点だけは全く納得がいかない。
人間には絶対に見つからないようにと言いながら、簡単に住処がバレてる。
猫という恐ろしい動物に急に警戒心がなくなるのも意味不明。
更に場面ごとに縮尺が変わるのが違和感があり過ぎて、ストーリーに集中できないので、そういう所はキチンとして欲しいものだ。神は細部に宿ると言うが、細部がいい加減だと映画としての評価も低くなってしまう。
あとクッキーとか盗んでると言えば盗んでるので、「借り暮らし」ではなく、「盗み暮らし」もしくは「半永久的に借りる暮らし」「借りパク暮らし」だ。お手伝いのおばちゃんの言う事は間違いではない。
アントマンの時も思ったが、縮尺が小さいのは大変だ。人間が人間のまま小さくなると非常に貧弱で虫や鼠や猫や狸や鳥に簡単に食べられてしまう。移動速度も遅いし、文明的な暮らしは厳しそう。その意味で「滅びゆく種族」の台詞は全くその通りだった。まち針一つでなんとかしようとする儚さが切ない。
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