戦中に撮られた故人回顧映画の代表は『打撃王』であるが、本作は殆どそれの改変コピペ(大学フットボールコーチver.)かと。
アメリカ参戦後に制作されてるのでめっちゃ称揚するしラストも最悪なんだけど、何より展開がくそ早くて面食らった。ロバート・ワイズやりすぎ。省略に次ぐ省略で人生というか映画そのものがダイジェスト化されていく。
この時とばしモンタージュは映画に一定のリズムを導入するあくまで潤滑油的な役割なのに、本作は語られるべき本質も全部吹っ飛ばしちゃってる。
無人のスタジアムで妻と語らうとこなんか良いシーンなんだから、せめてスクリーンプロセス使わずちゃんと撮ってくれよ〜!