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天才マックスの世界のせのネタバレレビュー・内容・結末

天才マックスの世界(1998年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

犬ヶ島に続き他では中々見られないウェス・アンダーソン作品を鑑賞。
監督の長いキャリアの中ではかなり最初期の作品でまだ独特な演出は少なめなのだが話はしっかり面白いので、クセの強さが苦手でなぁって人にオススメしたい。

主人公のマックスのオールマイティーさ・行動力と継続力の高さに驚かされまくる1時間半。
頭が良いのに勉学以外の事に力を入れすぎて成績が取れないまでは分かるが、それでも手を出した事全てを環境が変わっても続けて結果を出し続けられるって本当に常人離れしてる。
なのに歳上の女性教諭に片想いしてアプローチにも全力で取り組んでしまうもんだから、そりゃあキャパオーバーもするよね。笑

こんな、友達になりたいようなトラブルメーカーだから近付きたくないような悩ましいキャラクター性のマックス君な訳だが、不思議と目が離せないし変な方向にぶっ飛んでるのに応援したくなってしまうのがこの映画の最大の魅力なんだと思う。
勉強も、演劇も、ちょっぴりビターな恋愛も、ビル・マーレイの車のブレーキケーブルを切る時すらも。笑
いやぁ完全に彼のファンになってしまったわ。
せ