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邪神拳のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

邪神拳(1991年製作の映画)
3.5
大学教授のシャン(ドニー・イェン)は、あるとき異形の怪物・月魔(ロー・ワイコン)に襲われ、教え子たちを皆殺しにされてしまう。殺人犯として逮捕されたシャンは無罪を主張するが、刑事のチェン(ベン・ラム)は非現実的な証言に耳を貸そうとしなかった。とりあえず保釈金を支払い、仮釈放されたシャンは弟の探偵チャウと共に事件の調査に乗り出した。
調べを進めていくうちに、カンボジアで祭られるヒゲの女神と大富豪マーが関連していることを突き止めるも、協力してくれた司書が惨殺されてしまった。シャンは、チェンたちと共にカンボジアに乗り込み、そこで月魔を倒そうとしている部族・黒風族の娘・パイ・ロー(ポーリン・ヤン)と遭遇。くだんの大富豪マーは、チェンの恋人シャーメンを生贄にして月魔の魔力を得ようと画策していた。
誘拐されたシャーメンを助けようと、シャンたちは敵の屋敷に乗り込むのだが、月魔の妨害によって一時退散。負傷したチェンが離脱し、一行は黒風族の棲み家を目指すものの、既に大富豪マーが魔力を手にするための儀式を始めようとしていた…。
今回のドニーの役は、モテモテな大学助教授だが、教え子を殺した犯人に似た一般人をボコボコにする困ったちゃんでもある。
月の力と女の血をエネルギーにするモンスターが相手なだけに、ホラー映画のようなグロいスラッシャーシーンがあるけど、ドニーや「ドラゴン危機一髪97」のベン・ラムや「スペシャルID」のロー・ワイコンというアクションが得意なキャストだけに、ライフル乱射などガンアクションや武侠ファンタジーのようなソードバトルやドニー&ベン・ラムvsロー・ワイコン戦のようなカンフーバトルはしっかりしていて、ドニーのファンなら一見の価値ありのホラーアクションとカンフーアクションがごった煮になった珍品。
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