茜

マニアック・コップの茜のレビュー・感想・評価

マニアック・コップ(1988年製作の映画)
3.0
人々の平和と安全を守る警察官が最恐の殺人鬼っていうB級ホラー。
本作に出て来る殺人警官が絵に描いたような四角い顔で、てっきり特殊メイクかと思いきや役者さんの素顔そのまんまでびっくり。こりゃ迫力あるわ。

キャストにブルース・キャンベルが居るから当初はブルースが警官に扮して人々をバッサバッサと殺りまくる話かと思いきや殺人鬼役は先でも少し触れた通り別人。
本作のブルースは警官ではあるものの標的役で、しかも同僚女性警官と不倫中っていう何とも複雑な役柄でイマイチ感情移入出来ず。
一応殺人鬼にも殺しの動機はあり復讐心をもとに行動してるらしいんだけど、結局無関係な一般人まで容赦なく殺しちゃうから軸はブレブレ。
襲う側にも襲われる側にも全く気持ちが入らず、ひたすら傍観者と化していた自分はあまり気分が乗れなくて残念…。
「復讐」という動機をストーリーにチラつかせるなら、それに沿って行動させるか何かしらの展開をプラスするべきなのでは?と思ったりもする。

いかにも続きがありますよ~という終わり方で、本シリーズは続編が3まで続いている。今のとこ観たいかと言われれば、うーん…。
どちらかというとニコラス・ウィンディング・レフンがドラマ化したやつの方が観たいけど、調べても全く情報が出て来ない辺り頓挫したのかな?
茜