いかえもん

ドラゴン・バーニング 怒火威龍のいかえもんのレビュー・感想・評価

3.5
続いてのドニーさん作品はこれ。

愛する彼女のために警察をやめてツアーガイドをしているドニーさんが、いきなり、とってもますだおかだの岡田的アメリカンな衣装で出てきます。若い!かわいい!でもアクション、キレキレ!

ストーリーはトレジャーハンター的なお話なんですけど、あんまりおもしろいもんではないです。でも、ドニーさんの彼女やら元同僚の女性刑事やらが、かなりガチのカンフーアクションを見せてくれます。なので、ストーリーはいまいちだし、笑い飛ばせるB級感もあんまりないけど、アクションは結構楽しめるかなと思います。ハリウッドでアジア系俳優は悪役しかできないと言われて長いですけども、アジア映画では欧米系の俳優さんは悪役です。ということで、どっちもどっちやん!という気もしてきます。しかし、この悪役の方のカンフーの腕前もなかなかのもので、最後の方のバトルは結構見ごたえありました。吹っ飛ぶ距離がすごい。

まあでも、どこらへんがドラゴンで、どこらへんがバーニングやねん!と言われると、さっぱりわかりません。あえて言うなら、ドニーさんの心はバーニングなのだろう、きっと。もちろん私の心もドニーさんにバーニングだけれども(と余計なことも書いておこう)。そんなわけで、タイトルは英語タイトルのクリスタルハントの方がまだしっくりくるような気もします。それと、ここは一体どこやねん?!というのがよくわからない。香港ではないことは確かなんだけど、どこやねん!です。
さらに、エンドロールがジャッキー映画でおなじみのNG集になっているんですが、結構笑えないNGがある。中でも、ドニーさんが顔面蒼白で意識を失っているのを大急ぎで運んでいくところなんて、正直怖かったです。テレビの前で私があたふたしてしまいました。