Keisuzuki

バットマンのKeisuzukiのレビュー・感想・評価

バットマン(1989年製作の映画)
4.0
ノーラン版三部作が大ヒットする中で、忘れ去られようとしてるティムバートン版とその続編たち。

ティムバートン色が強い気もする中で、バットマン生みの親であるボブケインのイメージが生きており最高。

バットマンはスーパーマンとは違い、クライムファイターである。
バットマンが世に放たれたのも、ギャングの時代であり、悪役はスーツに山高帽でトンプソン機関銃を持っていた。
そんな設定を現代にそのまま組み込み奇妙なゴッサムシティをティムバートンは作り上げた。それがまた、他のどの街とも違う、ゴッサムシティを生み出した。

いかにも怪しげな化学薬品工場に、不気味なスカイスクレーパー群。もう最高である。バット乳首やミスターフリーズといった、黒歴史を生み出してしまった旧作品群だが、その中でも第1作目の本作はひときわ輝いていた。

余談として、ハーヴェイブロックという太った刑事が出てくるが、原作では割と主要キャラ。映画ではせっかく出てくるのに化学薬品工場でジョーカーに撃たれて死ぬ。
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