トランスマスター

デッド・カーム/戦慄の航海のトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
♯111 タイトルの意味はベタ凪
→ 風がそよとも吹かず、海面に波がないこと。

舞台はクリスマス
主人公は米国海軍将校のジョン
最愛の息子を交通事故で亡くし妻のレイと共に心のキズを癒すため、クルージングに出かけた。
一時のやすらぎが訪れかけた時、それは突然中断される。
朽ちかけた机船から小型ボートで一人の男が助けを求めてきたのだ。
ひどく興査しているその男は、乗組員が全員、食中毒で死んだと訴える。
疑問を感じたジョンは、帆船の様子を見に行くために男と妻を自分のクルーザーに残し、
ボートで到着するとそこはAV撮影現場の跡地だった。
突然謎の男は、クルーザーを発進させ妻のレイ共に去ってしまう。
ジョンは、半分水没した幽霊船とU.S.NAVY仕込みの航海術で妻の下にたどり着けるのか?
ツッコミ満載のオーストラリア発
海上密室パニック映画です。

◆良い点/注目ポイント
・まだメジャーで無い
若い頃のニコール・キッドマンの濡れ場は、
水野敬也氏が著者『LOVE理論』の作中で絶賛しています。
・ヴィランのヒューイを演じる
ビリー・ゼインは、
『タイタニック』のローズの金持ち夫を演じた俳優です。
私は彼を【海上のヴィラン】と名付けます。

◆改善点
・オーストラリアの作品なので
ハリウッド映画での【無敵キャラ】
子供や子犬の身の安全も保証致しかねます。

◆総括
・頭の悪い勘違い男が、米国海軍兵士の妻を寝とった末路

唯一の救いはヒューイが、サイコパスではなくてただのおバカだった事。

ラストの一撃は必見です。

-2023年111本目-