映画好きのひとり語り

イノセンスの映画好きのひとり語りのレビュー・感想・評価

イノセンス(2004年製作の映画)
5.0
イノセンス それは、いのち。
(キャッチコピー引用)
2032年。"人形遣い"事件で少佐こと草薙素子(田中敦子)が公安9課を去ってから3年が経った中、「ロクス・ソルス社」の提供する愛玩用ガイノイド、「Type2052 "ハダリ(ペルシア語で理想の意)"」が原因不明の暴走を起こし、ハダリの所有者が惨殺されるという事故が相次いで起こっていた。遺族とロクスソルス社の間では承談が異常に速いペースで進み、ハダリたちの被害者の中には公安関係者や政治家といったVIPもいたため、公安9課がこの事件を担当することになったのだ。9課所属のバトー(大塚明夫)は、課長である荒巻(大木民夫)の指示によって相棒のトグサ(山寺宏一)とともに捜査を開始していく。
Netflixで配信されたという事だったので視聴。重々しいストーリー(原作マンガ第6話"ROBOT RONDO"がベース)、相変わらず情報量の多い画面、3DCGとセル画が融合した独特の映像美、川井憲次の音楽、実写のようなカメラワーク、先人の箴言(しんげん、いわゆる教訓のようなもの)を引用した台詞回しなど、押井守らしさが前面に表れた作品でした。あと幕間で出てくるバセットハウンドのガブリエラがかわいかったです。