このレビューはネタバレを含みます
トルナトーレ監督の長編デビュー作とのこと。脚本もトルナトーレ監督とのことですが、すごい話でした!
2時間52分の長丁場ですが、ぐいぐい引き込まれて時間を忘れて観入ってしまいました…
インタビュー形式のドキュメンタリー作品「ユーロクライム!70年代イタリア犯罪アクション映画の世界」で知った、イタリア極左テロ組織「赤い旅団」を調べていて本作に出会ったのですが、実際にあったテロ組織の要人誘拐事件も、フィクションとして盛り込まれていました。実話をもとにしているそうですが、時代背景やカモッラ組織の内情、社会情勢などの一端も垣間見ることができ、かなりショッキングですが非常に面白かったです。
主人公が最後に移送された孤島の刑務所は、サルデーニャから1キロ余りにあるアシナラという小島の刑務所とのこと。現実でも、マフィアの大幹部や極左テロリストなど重犯罪者が収容された監獄だったそうです。
音楽はニコラ・ピオヴァーニ氏。「インテルビスタ」でニーノ・ロータ亡き後フェリーニ作品を担当した方でもあります。iTunesにサントラがありましたのでテーマ曲を購入しました!