LEE

アルティメット・マシーンのLEEのレビュー・感想・評価

アルティメット・マシーン(1995年製作の映画)
3.5
ゲイリーダニエルズが出てる!ということで購入した一本
意外と楽しめた作品だった


まず本作の主演はゲイリーダニエルズではなくキースクック!
あまり日本人には馴染みがないけど、チャイナオブライアンやキングオブキックボクサーに出演しているいわゆるホンモノの人なんだけど、パンチキック共にキレキレ!
なのでここは嬉しい誤算
ストーリーは攫われた恋人を取り戻すためにトーナメントに主人公が参加することになるというベタなストーリー
でもベタなストーリーですらもちゃんと出来ていなくて、参加者の描写が少なくて魅力的なキャラが少なかったり、映画としての展開の薄さも気になった
ただでさえアクションだけになりがちなこの手の映画だけど、本作はそれらより更にワンランク下ではあった…


でもアクションよければ全てよしなのがトーナメント映画!
本作はぶっちゃけ出場者ごとの格闘技や武術の差別化はされていないし、アクションの撮り方や編集も正直良くない
でもキースクックという男のポテンシャルによって見れるレベルまで引き上げられている
とんでもないスピード、そして破壊力の突き蹴りが炸裂するのでマーシャルアーツ映画ファンにはたまらない
立ち回りやキャストは割と良かったので撮り方さえ間違えなければ…と悔やまずにはいられなかった
欲を言えばちゃんとゲイリーダニエルズとの対決を見せて欲しかったのと、サイボーグ設定をアクションにもっと活かして欲しかったかな


アクション好き以外には全く薦められない…というかアクション映画好きにオススメは出来ないけど個人的に光るものがあったので嫌いになれない…そんな一本でした
LEE

LEE