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クイック&デッドのodyssのレビュー・感想・評価

クイック&デッド(1995年製作の映画)
3.2
【シャロン・ストーンの西部劇】

BSにて鑑賞。
シャロン・ストーン主演と(新聞の番組表に)書いてあったので見る気になったもの。
実のところこういう作品があるとは知らなかった。

シャロン・ストーンといえば『氷の微笑』(1992年)で一世を風靡し、そのセクシーな美しさと大胆なセックス・シーンで世界中の男を魅了したので有名。
その『氷の微笑』の3年後の作品がこれ。

西部劇で腕ききのガンマン、いやガンウーマンとして登場する。
無益な殺生は好まないが、父の仇を討つために・・・という筋書き。

彼女以外のキャストがまたいい。
悪役がジーン・ハックマンなのを始め、当時はまだ有名になっていなかったラッセル・クロウ(30歳、ストーンより6歳年下)が準主役として、レオナルド・ディカプリオ(20歳)が準々主役として登場する。ディカプリオは、ハックマンの息子という設定だけど、作中キッドと呼ばれていて、本当に高校生くらいの年齢にしか見えない。

16人のガンマンがトーナメント方式で決闘をして勝ち上がっていくという設定は面白いけど、勝敗はわりに見えやすい。最後のあたりに工夫があるけれど、

しかし筋書きよりも沢山の登場人物の味で見るべき映画じゃないかな。
ヒロインであるストーンも、セクシーさは西部劇ということもあってか押さえられているが、時に女の弱さを垣間見せる場面もあり、悪くない。
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