LEE

クイック&デッドのLEEのレビュー・感想・評価

クイック&デッド(1995年製作の映画)
4.2
サムライミ監督が贈る異色の西部劇
サムライミの手腕に唸らせられた作品だった


本作は街の支配者が開催する決闘大会を描いた作品
つまり本作のガンアクションのほとんどはタイマンでの早撃ち対決となっている
この異常に狭いシチュエーションの中で、サムライミは色々な演出を用いて非常に面白い決闘を演出している
決してどれも似たような単調なものではなく、一つ一つ短いながら丁寧に作り上げていて感心してしまった
ダークマンの時もそうだったけど、とにかく面白い創意工夫溢れる演出が各所に見られて見ているこっちの創作意欲も刺激してくる


ストーリーもシャロンストーンが主人公であるんだけど、決闘大会に参加する全員が個性的で自分の思惑を持って動いているのが見ていて感じられるのが良かった
若き日のレオナルドディカプリオはカッコいい(というか若すぎて可愛い)し、罪の意識に悩む牧師であるラッセルクロウはカッコいい
そんな魅力的な登場人物たちの思惑が交錯するストーリーも見応えがあった


あまり西部劇は見たことないけど、かなりお気に入りの作品だった
オススメ!
LEE

LEE