リュウセイ

レ・ミゼラブルのリュウセイのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(1934年製作の映画)
3.0
[第1部]何回もリメイクされている「レ・ミゼラブル」を見てみようと思い、丁寧な作りであろう長篇作の本作を選びました。魅力あるストーリーが時間の経つのを忘れさせてくれます。まだ序章、これからどのような展開が待ってるのであろうと今後が楽しみになりました。

[第2部]期待して見ましたが、コゼットがあまりに世間知らずに育ったのには、ちょっと閉口してしまい、ジャヴェール警部はしつこいし、テナルディエ一家も何だかなあという感じで、いい印象ではなかった第二部でした。

[第3部]フランスの六月暴動を中心に、暴動の様子を丁寧に描いていました。長きにわたるジャン・ヴァルジャンとジャヴェール警部との関係に決着がつき、意外な結末が待っています。ひとつのパンを盗んだことから、人生が大きく変わり、善良で生きる苦労を背負いながら生涯を終えるまでを描いた一人の男の物語でした。
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