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ピートとドラゴンのmendeのレビュー・感想・評価

ピートとドラゴン(1977年製作の映画)
3.0
ディズニーランドで見たことある、あの緑の動物は、
このキャラクターだったんだ!
恐竜じゃなくてドラゴンだったのね……。

『ピートと秘密の友達』のオリジナルということで見てみたけど、
やっぱり古い映画なので、映像処理も、人権の感覚も現代とは
だいぶ違う。
アニメーション(ドラゴン)と実写が組み合わせてあるが、
この映画よりだいぶ前に作られた『南部の唄』や、
特に『メリー・ポピンズ』と比べてもかなり見劣りがする。
そもそもドラゴンが消える設定というのも
予算の問題なんじゃないかという気がする。

全体にバタバタしていて安っぽいので日本未公開だったのも
うなずける。
ただ、主人公の男の子、ピートとドラゴンの関係や、
ノラとランピーたちとピートの関係が優しくて居心地がいい。
こういうファンタジックで愛らしいところが『秘密の友達』にも
うまく引き継がれてるのだろうなぁ。

ディズニー得意のアニメ表現が不発なのが本当に残念だけど、
灯台を見下ろしながらどんどん引いていくショットは映画らしかった。
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