続編が映画祭でかかり始めるみたいなのでまずは1作目を。(2作目はソガ役マニー・ペレスが監督脚本もつとめるらしい)
暑苦しい映画だけどけっこう面白い。
ドミニカ産処刑人映画。実話ベースってほんとなのか！？
肉屋の家族のもと育った主人公ルイシト、幼い頃に父を殺される。
ルイシト少年は弱々しい優しい子だったが父に豚の殺し方を教わっていたおかげで、父を殺した犯人の仲間を豚の殺し方応用して殺す。で、服役中に将軍にスカウトされ処刑人として訓練されてたっていう。
単なる処刑人アクションだけでなく、ニューヨークに住んでいても追放送還されドミニカに戻ってくる人たちや、ドラッグ関係、腐った国家、政治家たちと警察と犯罪者の黒い繋がりや癒着なんかも描かれていて、ラテンアメリカ特有の事情がストーリーに絡んでくるのも面白い。
悪いヤツは容赦なく殺すが弱き者には手を出さない、ブタを飼っていてめちゃ可愛がっているルイシト、そのギャップがいい。復讐相手を見つけてもその息子との姿を見て涙するところなんて、やっぱり優しいんじゃん…となるし。
幼少期に豚の殺し方を教わるシーン、あの豚の姿が忘れられない。あの豚の表情。あんなの見たら豚肉食べる時しばらく思い出してしまう😅
主人公もきっと脳裏に焼き付いてるんだろう。それもあって豚が要所要所に出てくるのかも。
終盤にちょっとしたツイストあり、なかなか面白かった。
