スコリモフスキに続いてポランスキ。
やはり○○スキと名のつく監督はイカれた監督ばかり。
人としてはダメかもしれないが、やはり作る映画は一級品ばかりなポランスキ。本作は『反撥』の"名作感"とは対極ながらも、愛すべきカルト怪作になっている。
文字通り"テナント募集"のテナントであり、ポランスキ演じる主人公がパリの古びたアパートの空き部屋(恐怖)を借りてしまったことから"奇妙な住人たち"に悩まされ、被害妄想を募らせた後に"オカマ"と化していく一大オカマ化プロジェクト映画。私自身、被害妄想が激しく日々色々なことに悩まされることばかりなので他人事とは思えない程に見入ってしまった。撮影はリッチでありつつ、クラクラするような画のつるべ打ちが最高。
またイジャベル・アジャーニが今まで観てきた中で、一番魅力的だった。