ブラックユーモアと不条理なオブセッション...ねじれた心理サスペンスの秀作を、久々DVDで再見。
日常の見慣れた生活空間や人間関係が、ふとしたはずみでゾッとする一面を覗かせる...それに気づいているのは自分ひとりだけ。
『ローズマリーの赤ちゃん』といい本作といい、人の心の危うさと都市生活者の孤独に潜む狂気を描かせると、ロマン・ポランスキーは巧いなぁ。
「古びた集合住宅」「見知らぬ奇妙な隣人たち」モノとしては、上記2作に加え、シュローダーの『ルームメイト』とマイケル・ウィナーの『センチネル』もオススメ。あと、「パリの異邦人」モノの一面もあるので、同じくポランスキー作品の『フランティック』と併せてどーぞw