バンバンビガロ

少佐と少女のバンバンビガロのレビュー・感想・評価

少佐と少女(1942年製作の映画)
3.7
アメリカでの初監督作品でありながらも、この時点ですでにビリー・ワイルダーの作風がかなり確立されている。
当時31歳のジンジャー・ロジャース演じる主人公が子供料金で列車に乗るため12歳の少女に変装するという無茶な設定の作品なのだが、『お熱いのがお好き』と同様に主人公の明らかな変装が全然ばれないというような大きな嘘を初めについて、それをリアリティラインにして巧妙に話を展開していく。ラストのまとめ方はやや強引ではあるのだが、マジノラインの下りをもう一度使う所はしてやられたという感じがあった。
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