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少佐と少女のadeamのレビュー・感想・評価

少佐と少女(1942年製作の映画)
2.5
脚本家として実績を積んだビリー・ワイルダーがハリウッドでの監督デビューを飾ったラブコメディ。
ヘッドマッサージ師の女性が都会暮らしに嫌気がさして故郷に帰ろうとするも電車賃が足らず、12歳の少女を装ったことから陸軍少佐に連れられ士官学校で過ごすことになる物語です。
強引な設定ながら笑いの手数の多さで引き込んでいくワイルダーらしい手腕は既に光っており、楽しかったです。
しかし、12歳になりすましそれがバレないよう奔走する前半はまだしも、疑われること自体がほぼ無くなり、男子たちから熱烈な求愛を受ける後半の展開はさすがに説得力に欠けた気がしました。
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