すずす

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

1968年製作、ゾンビ映画の先駆けとして、燦然と歴史に名を残す、名作ホラー映画。監督はジョージ・アンドリュー・ロメロ。

1968年6月公開の『ローズマリーの赤ちゃん』に遅れる事、4か月、ショッキングな食人鬼を描き、世界的に大ヒットを記録した、ホラー映画の金字塔。この後『エクソシスト』『悪魔のいけにえ』へと歴史は繋がります。

ピッツバーグ郊外、兄妹が墓参りしていると、ゆっくりと男が襲ってきた。兄は男につかまり、妹バーバラは辛うじて民家に逃げ込む。
怯えていると、若い男性ベンが逃げ込んできて、不審者の侵入を防ぐため、釘でドアや窓を打ち付ける。
すると、地下から男性二人、中年ハリーと若いトムが出てきて、ハリーとベンは地下に逃げ込むか一階に留まるかで議論になる。
暫くすると、地下からハリーの妻とトムの彼女が一階に出てくる。地下には病で起きられないハリーの娘がいた。
テレビで食人鬼から避難する為、各地にセンターが出来ているとの情報がある。食人鬼が火を嫌っている事を知ったベンは、トムとトラックに乗って脱出する計画を立てる。二階からハリーが火炎瓶を投げ、その隙に、二人は表へ飛び出す。すると、心配したトムの恋人も付いてきてしまう。
トラックで給油場所へ行くが、ゾンビたちが迫り、ガソリンに引火、トラックは爆発し、ベンだけが生き残る。
家に戻るベンだが、トムが鍵を開けない。遂にトムはベンを家に入れるが、ベンはトムを射殺。家を壊し入ってきた兄にバーバラは食われ、地下で眠っていた娘もゾンビと化し、母を殺害する。ゾンビと化した、トムの妻子を殺し、朝を迎えたベンだったが、掃討作戦に来た、町の武装組織にゾンビと思われ銃殺されてしまうのだった。

救いの全くないラストも、さすがインディー映画。
但し、一軒家に立て籠っての作り、ゾンビの原因が木星からの放射能という設定も作り込まれていて、最近のゾンビ映画と違って面白く感じられました。
逆に、女性は足を引っ張るばかりで、ちょっといただけません。
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