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黒豹のバラード
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『黒豹のバラード』に投稿された感想・評価

dpunch

dpunchの感想・評価

3.0
過去鑑賞にて

当時、黒人主演の西部劇って言うことと何より邦題の響きというか雰囲気がカッコイイ、と思って鑑賞した記憶がよみがえります。

原題の「POSSE」から何故に「黒豹のバラード」と邦題が付けられたかは謎ですが、付けた人にカッコイイ邦題を付けてくれてありがとう!!と言いたい…
そんな一品でした。
yaaa

yaaaの感想・評価

4.0
西部開拓時代にも黒人ガンマンはいたんやで&KKKなんかぶちのめせ!
って、黒人による黒人のための西部劇というよりはマリオ・ヴァン・ピーブルズによるマリオ・ヴァン・ピーブルズのためのマカロニウエスタン。

やってることはタランティーノの「ジャンゴ」よりもはるか先をいっていた。
極悪非道の差別主義者の白人大佐のもとで虐げられていたマリオ・ヴァン・ピーブルズは仲間とともに大佐から金貨を奪い軍隊から離脱。大佐に追われながら遥か故郷を目指す。
KKKに惨殺された父親の仇を果たす為銃に金の銃弾をこめる。

アレックス・コックス映画常連のサイ・リチャードソンの脚本で物語の語り部として褐色の弾丸ことウディ・ストロードが出てきたりパム・グリア、アイザック・ヘイズ、そしてマリオのおやじブラックムービーのオリジンのメルビン・ヴァン・ピーブルズまでもが!

声だかに歴史の歪みを訴えるのかと思いきや、ひたすらマリオ・ヴァン・ピーブルズのかっこよさが網羅されるアクション映画に振り切る潔さ。
しかも美人とハードなラブシーンまでもが!
それはそれでB級としてなかなか楽しめる。今回、悪役を一手に引き受ける白人側も漫画みたいなオーバー表現でこれまたイケる。
途中、教育・知識こそが自由を勝ち取るみたいな雰囲気を一瞬匂わせるが、やっぱり目には目を歯には歯をの悪党には銃弾をぶちこむしかないという本道に突き進むのには力強さがある。



「沈黙」の帰り道。
投げ売りワゴンセールにて500円のDVDで発見。
実は前から観たかった本作は国内盤のDVDはない。あやしい韓国盤。
画質は良好、字幕は下手くそだが普通に観賞するぶんには問題なしでした。
ついでにこれまた国内盤の無い「片目のジャック」のBlu-rayも発見。
もちろんクライテリオン版では無い。
黒羊

黒羊の感想・評価

4.2
「黒豹のバラード」

ブラック・パワー
ブラックスプロイテーションムービー。

これらの言葉を聞いたこと無い、若きフィルマーカーは多いかと。

映画「スィート・スィートバック」。
1971年。メルヴィン・ヴァン・ピープルズという監督兼役者が、映画を用いて、アメリカにおける黒人層への偏見や差別に対する叫び声をあげた。この映画のサントラはアースウインドアンドファイアー。あの大御所なんですね。

その後、「黒人の黒人による黒人のための映画」な、ブラックスプロイテーションムービーは勢いを増して作られた。
数作挙げてみます。

「黒いジャガー」。サミュエルジャクソン主演でリメイクもされましたね。

「コフィー」。タランティーノの「ジャッキーブラウン」でお馴染み、パムグリア主演。ヌードにもなりますが、度肝抜かれる美しさ。強い女がたくましく生きる映画。サントラは「ロイエアーズ」。

「スーパーフライ」。日本のバンドにも同名なのがいますが、この映画のサントラはあの「カーティス・メイフィールド」。

ブラックスプロイテーションムービーの前に、黒人と映画のことを語るなら「シドニーポワティエ」を忘れんじゃねぇ!と言うのも納得ですが、「招かざる客」、「夜の大捜査線」などの映画は、ブラックスプロイテーションムービーの前なので割愛しますね。方向性が違いますからね。

スパイクリーの「ドゥザライトシング(1989)」はもうちょい後です。スパイク映画は最近では普通の映画ですが、当時の彼の映画は過去のテーマと商業をうまくミックスしていたと思います。

スパイク映画の「モーベターブルース」、「マルコムX」。デンゼルワシントン好きなら絶対観て欲しい。それに…

うん。これ以上は前置きが長くなり過ぎるので、そろそろこの映画のレビューを。

ブラックスプロイテーションムービーの生みの親、メルヴィンの息子、「マリオヴァンピープルズ」。

おや?何処かで聞いたことあるな?と思った貴方。そうですイーストウッド映画の「ハートブレイク・リッジ」。あの面白黒人さんです!
「ニュージャックシテイ」、「アリ」や、三人の警察官が絡むクライム映画「クロッシング」にも出てましたね。

マリオヴァンピープルズ主演・監督のこの「黒豹のバラード」。20年以上前に鑑賞。当時HIPHOPが大好きだったおいどんは自然に黒人映画にも傾倒していた。レンタルのVHSで借りて観ましたわ。

今ではレンタルDVDがなく、日本正規版もなく、セルで韓国産のものを購入。
ジャケットには日本語表記もちゃんとあります。字幕は酷いがナイスです韓国のどっかの会社!ありがとう!!


[あらすじ]
1898年、米西戦争中のキューバ。
アメリカ側の軍人ジェシー・リーは冷酷な白人上官グラハムに、無謀な任務を任される…

悪は白人!黒人達は戦う為に銃を手に立ち上がる!的な、西部劇のお話しです。

ノリはマカロニウェスタンですが…
今観ると中盤・後半にかけて編集の粗が目立ちます。
「マグニフィセントセブン」を、現代の西部劇のベースにするならば、舞台セットや世界観はまぁいいでしょう。
しかし、キャラの掘り下げや物語の展開は正直キツい。主人公ジェシーリーのモノローグの処理も疑問だ。

しかし。

出演者は当時の黒人映画の担い手マリオヴァンピープルズ、父メルヴィン、

歌手で役者もしていたアイザックヘイズ、上記「コフィー」や「ジャッキーブラウン」の美しきパムグリア(セリフ少ないのはびっくり)。

主人公チームの一員「タイム神父」に、ラッパーやってたビッグダディケイン!
同じくラッパーのトーンロック!

出演者の勢いだけで観ちゃう映画ですね!


今観てもビッグダディケインの役者っぷりは中々のものです。現在の映画にラッパーや元ラッパーな方々が出演してますが、演じて味のある人はどんどん映画に出て欲しいですね。「コモン」とかかっこいいもんね。

黒人の街で、白人と戦う有色人種(黒人+ネイティヴ)な展開はそこそこアツいですが、やはり魅せ方が勿体無いなぁと言うのが感想です。当時は気にならなかったのかなーおいどん。

「神って…黒人を奴隷にして、インディアンを奪って行く神のことか?」

このセリフにあるように、当時も現代も白人社会に物申すメッセージが込められた映画は、表現や手法を変えて、まだまだあると思います。

当時、HIPHOPから学んだアメリカにおける黒人の歴史や意識を知っていると楽しめた映画は多かった。

しかし。映画にはそんなもの必要ないのです。おいどんはたまたま、興味を持っただけで、黒人の女の子と仲良くなる機会があっただけで(あのNYのゲーセンの子ね)。

映画なんて所詮娯楽で、ラランド観てキャッキャする方が余程健全かと思います。
おいどんのオカンもそうです。ラランド観たいとキャッキャしてます。遂に徴集かかりました…

「面白いか面白くないか」「自分にとってここが良かった良くなかった」で語るのが一番です。

ここまで…ブラックスプロイテーションムービーや黒人映画を語っておきながら、いや半分も語ってはいませんが、まさかのこんなオチです。すいません伝わらなくても語りたかったんです氷結パイナポー飲みながら。

20年以上の時間を経て、この映画を鑑賞出来た事で、ちょっと思い出話しをしたくなっただけでした。

「黒豹のバラード」。思い出に残る一作でした。

それでは次回。「黒羊、オカンと遂にラランドを鑑賞するも、きざしstyle安眠鑑賞するの巻」でお会いしましょう。
おいどんやっぱりミュージカル苦手やからなぁ…( ・᷄-・᷅ )

長文にお付き合い、ありがとうございました。

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