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空軍/エア・フォースのMoscatoBiancoのレビュー・感想・評価

空軍/エア・フォース(1943年製作の映画)
3.0
ハワイ時間の1941年12月7日(日本時間では12月8日)の真珠湾攻撃直前から始まる数日間の話です。

サンフランシスコからホノルルに向けて飛び立った米空軍のB17爆撃機 Mary-Ann がハワイに近づいた頃、真珠湾攻撃が始まりホノルルには着陸できなくなります。
それから Mary-Ann はロクに休む間もなく、長距離飛行を繰り返すことになります。

来栖三郎特命大使(及び野村吉三郎駐米大使)とコーデル・ハル国務長官の会談についてのラジオ放送がチラっとありました。
表では話し合いによる問題解決を望むふりをしつつ、裏では奇襲攻撃を企てた超卑怯な日本という文脈です。
もちろん当時はハル ノートの存在やルーズベルト大統領の黒い思惑は米国民に知られておらず、だからこそこの映画のようなプロパガンダに皆さん高揚したわけです。

とは言え映画としてはまあまあ楽しいです。
今から見るとちゃちいですが、実はアカデミー特殊効果賞を受賞しているので、特撮も頑張ってはいます。
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