スタンダード

ボーン・イエスタデイのスタンダードのネタバレレビュー・内容・結末

ボーン・イエスタデイ(1950年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【独裁者からの卒業】


独裁者ハリーは、
無知な女傑の躾役として、
記者ポールを雇います。


記者ポールは、
無知な女傑に知恵を授け、
独裁者ハリーの洗脳
から解き放ちます。


聖母となった彼女は、
無知な男に吐き捨てます。
『ググレカス!』


【ジェイソン・ボーン】


記者ポールは、
『彼女が悲しむから汚職はしない』
と宣言しました。


ジェイソン・ボーンもまた、
『彼女が悲しむから殺人はしない』
と宣言しています。


【誰の視点で鑑賞すべきか?】


記者ポールは正義漢であり、
その生き様は立派です。


しかし本作は、
ポールの視点ではなく、
独裁者ビリーの視点から
己を省みるべき作品です。


自分を善だと思い込むと、
『自身の悪には気付けない』
のかもしれませんね。