イカれてるのはどっち?
スティーブン・キングの短編小説の映画化。
極悪非道!人身売買ブローカー・ドラン(クリスチャン・スレーター)に妻を殺された小学校教師の夫(ウェス・ベントリー)が、復讐を決意(。´Д⊂)
超よくある定番設定の低予算リベンジムービーですが…
実はこちら、ちょいと異色リベンジものなのです
(゜ロ゜;
ちょいとどころか、似てるのがないんじゃないかと…
しいて、似てる映画を上げろ!と言われれば、
同じキング原作の「ショーシャンクの空に」かも(;゜∇゜)
キング原作の映画化は、大半がヘッポコに仕上がるんですが、こちらは短編を映画化したからか、うまくまとまり、一応当たりの部類に入るかと思います(*´-`)
復讐は復讐なんですが、そこに至るまでの道のりが険しいことといったら(。´Д⊂)
タイトルにあるドランのキャデラックは…魔改造され、超防弾性能やハイテク危機で難攻不落の要塞と化してます(;゜゜)
時空要塞マクロスくらい無敵です!
スレッガー・ロー単機で、ソロモンを攻略するくらい難しいです。
「戦いは数だよ。兄貴!」
※なんの話?
主人公は、ただの小学校教師なので、戦闘能力は雑魚同然。
頑強の移動要塞に守られ、抜けてるけど戦力が高い副官の攻撃力とハイテク装備相手に、一般人がどう復讐するかがポイント!
地味なんですが、それはそれは苦労に苦労を重ね、長期間かけて念入りに計画し…と、ここらへんが「ショーシャンク…」ですね(;´∀`)
そして、終盤はリベンジムービーからちょいとサイコホラー要素も入ってくるあたりがキング原作ですね(;´_ゝ`)
クリスチャンスレーターも非道役を笑ってしまうくらい怪演しますが、
ベントリーも「P2」のキチ○イ役から、隠れた戦争映画の名作「フロント・ミッション」の主人公、「ハンガーゲーム」のゲームマスター役と着々とキャリアアップ!
終盤は、イカれたスレーターを凌駕するほどの、狂気に憑りつかれます(´д`|||)
ほぼ戦力差が無理ゲー状態から、いったいどんな復讐が計画されるんでしょうね(;゜∇゜)
そして、どんな結末が待ってるのでしょう…
終盤の二人のやり取りは、恐怖というか笑えてくるほどの熱演(;゜゜)
かなり珍しいタイプのリベンジ映画ですが、まったく元ネタがないかと言われると…
原作の下敷きはエドガー・アラン・ポーの「アモンティラードの樽」が元ネタなんですけどね(;´∀`)
キングさんは、上手いんですよね♪
よそからネタをパク…ゲホンゲホン!
きつめなバイオレンスシーンや描写も少しはありますが、地味で低予算B級映画なので、ヘッポコに理解がある方向け(*´-`)